遠野秋葉

遠野秋葉

目次

オープニング

お帰りなさいませ秋葉さま。
学園から直接総会に出られてお疲れでしょう?

琥珀

さ、お着替えを済ませ、早く夕食といたしましょう。
今日は腕によりをかけて……

琥珀
秋葉

―――。
ごめんなさいね琥珀。ねぎらってくれるのは
嬉しいけど、その前にやる事ができたみたい。

え? 秋葉さま、忘れ物ですか? 
それでしたら私が取ってきますけど……

琥珀
秋葉

ふふ。そういう"物"なら良かったんですけど、
どうやら私向けの仕事のようです。

秋葉

この街を任された遠野家の当主として、
当然の義務を果たしてくるわ。

ぁ―――かしこまりました。
どうぞお気を付けて、秋葉さま。

琥珀

Stage1 吸血鬼シオン

会話無し

Stage4 志貴

秋葉

に、兄さん……!?

秋葉……? 
そんな、どうしてこんな所に?

志貴
秋葉

そ、それはこちらの台詞です! 
消灯時間はとっくに過ぎているのに、屋敷を
抜け出して何をやっているんですか!

何をしてるって―――そうだな、黙っていても
誤解を生むだけだし、正直に言うよ。

志貴

俺は吸血鬼騒ぎの噂が本当かどうか確かめに
来たんだけど、秋葉は?

志貴
秋葉

え……いえ、それは確かに、簡潔で判りやすい
説明ですけど……私は、その……

秋葉

(……血の匂いに気づいてやってきた、なんて
言えないし……だいいち、むやみに遠野の血を
呼び起こさないって約束したばっかりだし―――)

秋葉

わ、私はただの散歩です! 
後ろめたい事なんて微塵もありません!

…………………そういうコトか。
秋葉。責任感があるのはいいけど、
お転婆すぎるのは問題なんじゃないかな……?

志貴
秋葉

っ……! 
と、とにかく兄さんは屋敷に帰っていてください!

秋葉

言うことを聞いてくださらないのなら、
力ずくでも帰っていただきます!

はあ!? 
な、なんだその結論、さっきの銃を持った女の子より
メチャクチャだぞおまえ―――!?

志貴
秋葉

な、さっきの女の子ですって……!?

Stage8 シオン

秋葉

建設途中のシュラインにこんな施設があるなんて。
私は許可した覚えはないけど―――いえ、違う。

秋葉

シュラインはとっくに完成している筈。
建設途中だったのは、たしか一年前―――誰です!?

その通りです秋葉。
貴女が今まで通ってきた道は一年前のもの。
幻影の夏の再演に、貴女は付き合ってきたのです。

シオン
秋葉

貴女は、屋敷の入り口で襲ってきた吸血鬼……?

帰りなさい、と言っても無駄でしょうね。大人しく
人の話を聞く貴女ではありませんし……説明しても
分かってもらえない以上、今はこうするしかない。

シオン

非礼は後ほどお詫びします。

シオン
秋葉

ちょ、待ちなさいシ―――貴女! 
好戦的なのはともかく、人の話を聞く貴女では
ありません、とはどういう事ですかっ!

Stage9 オシリスの砂

――――――――――

オシリスの砂
秋葉

え、またシオン……じゃないようね。
見たところ貴女が元凶のようだけど。

秋葉

シオンの影か、それともイフか。理性があるのなら
話ぐらいは聞いてあげてよ、偽物さん?

――――――――――再演算、停止。
遠野秋葉。アナタと話す事柄は一つもない。

オシリスの砂

アナタは不必要な因子。すみやかに排除し、
再演を行うだけだ。

オシリスの砂
秋葉

あらそう。良かった、話が早くて助かるわ。
私も悠長に話しているほど気長ではありませんから。

秋葉

まず話を聞いてあげなさい、と。貴女とよく似た
他人に指摘されて、ちょっと改めてみただけです。

……私と、シオン・エルトナム・アトラシアが、
同一ではないと?

オシリスの砂
秋葉

当然です。本物か偽物かなどと審議するまでもない。
だって貴女、私の知っているシオンじゃないもの。
見分ける方法なんてそれだけで十分よ。

……私とは違う絶対性。
理論で構築されながらも、決定を下すのは火のような
強い感情―――それが貴女だった、遠野秋葉。

オシリスの砂

……なるほど、シオンが嫉妬するのもうなずける。

オシリスの砂
秋葉

え……? 嫉妬って、シオンが私に……?

自己を棄てねば気が付かなかった愚かな感情。
それ故、"貴女の知るシオン"はそちらに
残っている。

オシリスの砂

私たちは共に残骸だが―――
生命として生きているのは、あちらのようだ。

オシリスの砂

では―――再演の前に、この侵入個体を分解する。
演算機ヘルメスの血液に変換した後、
最終記述を開始しよう―――

オシリスの砂
秋葉

っ――――!

秋葉

貴方が何者で、何を目的としているかは知らないけど
―――放っておいたら、この血の海が広がっていく
ようね。

秋葉

いいでしょう。
この爪が貴女を奪い尽くす前に、
名乗りを上げる事を許します―――!

私は冥界の鳥。
死に絶えるオシリスの砂。
霊長を救う、最後のアトラスである。

オシリスの砂

これより侵入個体アナタを賢者の石に
変換する―――!

オシリスの砂

エンディング

……それで秋葉さま。
昨夜の一件は、結局なんだったんでしょう?

琥珀

志貴さんやシオンさん、翡翠ちゃんやレンさんまで
何も覚えていない、というのですが。

琥珀
秋葉

さあ? 誰も覚えていないのなら無理に思い出す事
はないんじゃない?

秋葉

全ては一夜限りの幻。舞台裏を無理にのぞき
こんでも、いい事なんて何もないわよ琥珀。

はあ、それはそうなんですけど……

琥珀

(……むう。秋葉さまだけ覚えているっぽいです
ね……皆さんはともかく、わたしまで覚えていない
っていうのは、ちょっと悔しいんですけどね~)

琥珀
秋葉

なに琥珀、そんなに落ち着かない? 
自分が知らない秘密を、私が握っているというのは?

え!? い、いやですよぅ秋葉さま! 
もちろん、そんなコトはぜんっぜんありません!

琥珀

秘密の一つや二つ、むしろこっちからサービスしても
いいぐらいです!

琥珀
秋葉

え、ホントに? 
負け惜しみ……じゃないわよね?

はい。こっちには秋葉さまの秘密大全が
ありますから!

琥珀

弱みの一つや二つではまだまだわたしの優位は
動きま―――あ。

琥珀
秋葉

なるほど、貴女の気持ちはよく分かりました。

秋葉

―――さて。
食後のお茶が済み次第、ゆっっっっくり
話を聞かせてもらおうかしら?

シナリオクリア

対戦キャラクター

Stageルート1ルート2ルート3ルート4
1 Vシオン
2 さつき レン レン 軋間
3 ネロ アルク アルク メカヒス
4 志貴
5 ワラキア 両儀式 青子 青子
6 青子 ネロ ネロ シエル
7 シエル シエル シエル 白レン
8 シオン
9 オシリスの砂

ルート出現傾向

グラフは私が MBAACC STEAM版で100回検証プレイした際の各ルートの出現率です。秋葉は4パターン確認できました。出てくる対戦相手は各パターンで被っていることが多く、青子・シエル・ネロが多く配分されています。。私の環境下ではルート3、4の出現率がかなり高く偏りが出ました。

当サイトの出現率はあくまでも私の検証環境下でのデータになります。実際の出現率や統計とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。

ストーリー感想

とりあえず一通りストーリーを終わらせてみて一番最初に思ったことは、秋葉の「秘密大全」が欲しくてたまらないということですわ。琥珀印ということなのできっとあんなことやこんなこと、言えないようなことまで載っているんでしょう。月姫読本(青本)のように発売してくれたら必ず買いますのに!

ストーリー自体は前作から殆ど代わり映えしませんね。吸血鬼化したシオンに襲われてシオンの影を見い出し、志貴との会話で銃を持った女の子に嫉妬してその後、その対象を倒したことで一年前のことを思い出す。

最後にシオンから派生した冥界の砂を倒して万事解決。そしていつもの生活に戻っていく。というか戦ってるのがシオン系ばっかり(笑)

台詞まとめについて

秋葉の台詞は全体的にお嬢様的な、強気な発言が多いです。秋葉の専用台詞は少なく、逆に汎用台詞が多いです。大量の台詞をまとめていますので、ゲーム中で確認できなかった方は是非ご利用ください。でもやっぱりボイスでも聴いてみてくださいね?

セリフ集まとめ:対戦中台詞

登場時

  • 怖いもの知らずね
  • 身の程知らずね
  • 覚悟はよくて?
  • よろしいかしら?
  • 私、甘くなくてよ

ラウンドKO(勝ち)

  • いけないいけない、少し手加減しなくっちゃ
  • どお?お気に召しましたか?
  • もう!歯応えが無いんだから!
  • 楽しめまして?
  • ええ?もう終わりですか?
  • わかって頂けましたか?兄さん?(志貴限定)

ラウンドKO(負け)

※意味を持たない叫び声のみ

セリフ集まとめ:勝利後台詞

汎用台詞

「まだ続けますか?
 貴方が納得するまで、私の気の済むまでで
 よろしければ、いくらでも付き合って
 さしあげますが。」

「実に有意義な時間でした。
 ――――それでは、ごきげんよう。」

「あら、ひどい傷。すぐに看護師を手配します
 から安心してください。あ、けどあやしい
 薬漬けにされないよう注意なさってね?」

「いかがでした?
 舞踏の稽古は始めたばかりですけど、
 中々のものでしょう?」

「あら、納得のいかない顔ね。
 お望みならもう一度試してみますか?
 結果は未来永劫変わらないと思いますが。」

「こんなところね。
 ふふ、ちょっとはしたなかったかしら?」

「楽しかったわ。
 次があるのなら、優先的に相手をしてさしあげます。」

「なんだ、私もけっこう戦えるじゃない。
 これなら反転する必要もないみたいね。」

継続して調査中

キャラクター限定

VSモードでは固定出現、アーケードでシナリオに絡む場合は専用台詞が優先されます。

対志貴
「ほら、私だってやれば出来るでしょう兄さん?
 今度からは私にも相談してくださいね。」

対シオン
「今日は私に分がありましたねシオン。
 エーテライトはまだ使いこなせないけど、
 実戦なら遅れはとらないわ。」

対リーズ
「ありがとう、いい気分転換になりました。
 シオンのお友達の……リーズバイフェさん
 と言いましたか?
 どう、週に一度ほどお相手をして下さらない?」

対翡翠
対琥珀
対ヒスコハ
対琥珀&メカヒスイ
「貴女たち、随分と体力が余っているのね。
 ―――ふふ、ならもっと仕事を増やしてあげる。
 ほら、返事は?
 喜んで、と笑顔を返すところでしょう、ここは?」

対弓塚さつき
「納得いって弓塚さん?
 貴女とは想ってきた年月も、混血としての
 歳月も違いますわ。悔しかったら、あと十年
 ばかり修行でもしれくる事ね。」

アーケード限定

※アーケードでしか出現しない固定台詞です。

Stage1 対Vシオン
「……今の吸血鬼……影で出来た作り物みたいだった
 けど、以前、どこかで会ったような……?
 おかしいわね、記憶が曖昧だわ……」

Stage4 対志貴
「……ふう、これでよしっと。
 兄さんがいたら気になって好きに暴れ―――
 じゃなくて、自由に動けないものね。後できちんと
 謝りますから、今は休んでいてください、兄さん。」

Stage8 対シオン
「思い出したわシオン。一年前、これとまったく同じ事
 があって私たちは知り合ったのよね。……それは
 ともかく。あの時貴女の話を聞かなかったのは兄さん
 がいたからです。そのあたり、誤解しないように。」

Stage9 対オシリスの砂
「……夜が明けていく……血の海も、さっきまでそこに
 いた彼女の記憶も無くなっていく……。
 ……一つだけ訂正しないと。最期に微笑んで消えた
 のは、本当に貴女らしかったわ、シオン。」

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